straysheepのなにか好きなもの

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悲しいからこそ美しい LA LA LANDを観て

今更、LA LA LANDの感想を…。

実際見たのは封切りしてすぐ、だったのに。

とても切ない映画だと思ったのに、それ以上の感想が出てこなくて…。

でも今日、映画のいちばん有名であろう曲が流れてきて、ラスト数十分を思い出してまたまた切ない気持ちになりました。

この映画は、前半はなんてことなくふうん、という感じで観ていたわたし。

 

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前半でいちばん有名な場面でしょう!

 

ハリウッドってクリスマスにノースリーブワンピでぶらぶら歩いててもいいくらいの気温なの?とか物語の筋とあまり関係ないこと感じていました。(ヒロインがクリスマスパーティーのあと、お外をぶらぶら歩いてるときノースリーブワンピ、というかドレスだった!)

  

 

 

ここよりネタバレとなります

 

 

 

後半のあったかもしれないもうひとつの未来、そここそがこの映画のすべて!

きちんと切なくなるための、前半。

だからか底抜けに明るい。ドレスも黄色など明るい色のドレスが多いのが前半。

せつなくなる後半は特に秋には落ち着いたブルーのニットや黒のドレスなどである。

ふたりの関係や気持ちを衣装であらわしている。

 

女優をめざしてオーディションを受けまくって落ちて、の繰り返しのミアと、ジャズバーレストラン経営を夢見る売れないジャズピアニストのセバスチャン。

クリスマスの夜のジャズバーでピアノを弾くセバスチャンとの出会いは冬。

再会の春、愛し合う夏、別れの秋、と季節ごとに物語が動いていく。

ラストは納得いかないし、賛否両論あるっていうのもわかる気がする。

ヒロインが夢をかなえてハリウッドに戻ってきたとき、待っている旦那様がまさか セバスチャンではないなんて。

ミアが旦那様とぶらりと入ったジャズバーは、見覚えのあるお店の設え…というのも、セバスチャンと夢を語り合っていた頃にミアがセバスチャンのために描いた通りのお店だった。

そこはミアと別れた後に夢を叶えたセバスチャンのお店。

ジャズバーで見つめ合うセバスチャンとミア、そこからそうなって欲しかったもうひとつの未来が始まる…

 

ふたりは愛し合いずっと一緒に暮らして行きました、というラスト。

でもそれはただの妄想というか、おそらく映画を見ている人たちがみんな、こうなって欲しかったなあ…と思っているラスト。

流れるピアノが切なすぎる。

 

わたしはこの映画はとてもいいと思いましたが、たったひとつ、ヒロインが苦手。

ヒロインの性格とか設定とかではなく、顔がすごーく苦手。

そのおかげでなかなか映画の中に入り込めなかった。

でも逆に、そんな苦手なヒロインをさいごは気にならなくなるくらいに、物語に集中しました。

(とっくに観終わったいまは、やっぱり苦手な顔立ちだなと思うけど)

あ、でもやっぱミア自体あんまり好きではないかも。

女優になれたのは、あきらめたミアを迎えにきて説得したセバスチャンのおかげなのに、なんだよ!ってう結末だったからなぁ…

会社の先輩がラストがハッピーエンドじゃないから好きじゃない、とこの映画について言っていましたが…この映画、もしあのままミアとセバスチャンが結婚してミアも女優になりました!ってお話だったら全くつまらない映画だったんじゃないかな?と思うので、すべてのミアの勝手な部分もまあ許せるのです。

ラストがほろ苦いから評価も高かった。

 

エマ・ワトソンがミア役のオファーを断って『美女と野獣』を選んだという噂を聞きましたが、エマ・ワトソンのほうが美しいし観ていてよかったとは思うけど、エマ・ストーンのほうが年齢的にも似合っていたと思う。

エマ・ワトソンがなぜ『美女と野獣』のほうを選んだのかは謎ですが…(先週みてきてほんとにどうなんだ?と思った映画でした)

エマのところにオファーがあったときは、タイトルだけで内容も決まってない段階だったとのことです。

 

「LA LA LAND」はロスアンジェルスの愛称のひとつで、「アタマがお花畑的な世界に入ってしまっているひと」のことを指して「彼女はいまラ ラ ランドにいる」とか使うと教えていただきました。

そうだとすると、これはこの映画ではどんな意味を持つのか…、ちょっと皮肉な感じがします