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straysheepのなにか好きなもの

フィギュアスケートと読書と映画と雑貨といろいろ、について

さよなら、真央ちゃん

さよなら、と言っても現役引退するだけなのに、なぜこんなに寂しい気持ちになるのでしょう。

 

真央ちゃんのようなスケーターは特別です。

とても好きなスケーターや(わたしの場合は安藤美姫ちゃん)、とても好きなプログラム(サーシャ・コーエンの黒い瞳やキムヨナの死の舞踏など)以外でYouTubeや録画した演技を繰り返し繰り返し見るような演技をするひとは、浅田真央ちゃんだけでした。

シニアに上がりたての頃の演技は、妖精のようで可憐だけれどあまり興味もなかったけれど、タチアナ・タラソワの振付になったシーズンから、信じられないくらいに垢抜けたというか洗練されたのにびっくりしたのを覚えています。

2007-2008シーズンの「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」は未だにわたしのなかの大好きな演技ベスト3に入ります。

鳥のように羽ばたく真央ちゃん…!

Mao Asada 2007 National Championship SP Fantasy for Violin and Orchestra - YouTube 

ほかにももちろんソチのフリーのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、バンクーバーのフリーの鐘。「愛の夢」も「アイガットリズム」も大好き。

エキシビションナンバーなら、タンゴも何度見たかわからない!

浅田真央 Por una Cabeza+シュニトケ:タンゴ(ロマノフ王朝の最期) - YouTube

 

スケートファンなら誰もが思っていることに、真央ちゃんに五輪の金メダルをとってほしかった、とらせてあげたかったなどがあると思うし、わたしもほんとうに同じ気持ちでした、ので現役引退はものすごく寂しい。

でも、世間(かどうかわからない一部のひとたち)の言うバンクーバー五輪で本来金メダルじゃなかったのがおかしい論には首を傾げざるを得ない。

バンクーバー五輪で五輪金メダルがとれてたらなあ、とは切実に思うけれど、3アクセルを3回跳んだのに跳んでない選手に負けたのは変!陰謀!みたいな論調はとても苦手です。

(ソチのキムヨナがノーミスなのにちょいミスあったソトニコワに負けるのおかしい!論も苦手でした)

あのシーズンの真央ちゃんは、ほんとうにジャンプが不調だった。

セカンドループをダウングレードされまくった影響か、3回転の連続ジャンプをプログラムに入れられなくて、苦肉の策としての3A2Tを入れる。単独ルッツやサルコウを入れられない代わりか3Aを単独でも跳ぶ。

いえ、ルッツが苦手(苦手というかロングエッジでマイナスされることが多かった)だから3A入れちゃおう!なんて普通の選手には無理。

ほんとに3Aに自信があったんだな!と尊敬ですけど、クリーンな判定を受けることのできるジャンプの種類が通常より少なかったという状態。それでも基礎点は金メダルの選手より高いので…納得いかない気持ちはとてもとてもわかるし、悶々しちゃいますけどね…いまだに。

けど、不調のシーズンの五輪でそのときできるいちばんの構成であれだけの演技ができたのは真央ちゃんの真骨頂、だと思います。

 

それよりも、ソチフリーの演技の点数がダントツ1位じゃないほうが気になったり。

フリー1位(合計も金メダル)のソトニコワは勢いのある演技で、後半の3連続ジャンプで少し躓いたこと以外ノーミスで、加点もたくさんつきましたが…真央ちゃんの演技と比べて7点も上かぁ?という気持ち…。

ちなみに真央ちゃんの伝説のフリーは、フリーだけなら3位。えっ!1位じゃないの?2位でもないの?と驚きますよね…

フリー1位は先ほども書いたソトニコワ、2位はキムヨナなのです。

でもほかの選手が審判も人間なので試合会場の雰囲気などもあると言っていたので、仕方がないのかなぁ。

真央ちゃんは認定されなかったとはいえ、8トリプルに加えてあのステップ、スピン、スケーティング…やっぱ演技の順番が早すぎて点数が高い抑えられたのが痛いです。

プロトコルを見れば…<だのeだのついているので仕方がないのかなぁ(2回目)

ま、どんなに<マークがプロトコルに刺さっていようとも、わたしは真央ちゃんのセカンドループ好きです!

同じセカンドループでも安藤美姫ちゃんのルッツループはびゅん!という感じなのに対し、真央ちゃんのフリップループはなぜふんわりしているのでしょうか。あ、わたしはどちらも大好きです!びゅん!もふんわりも。

 

真央ちゃん現役引退の際の、村主さんのコメントがステキでした。

村主さんて、いつもスケートのコラムでもTwitterでも、ほんとうにクレバーでステキな人なんだなという発言が多いです。

とくに全日本のあとのこれは…グッときてしまいました。真摯でやさしい…。

自己ワーストで今季を終えた浅田真央に向けた、先輩スケーター村主章枝が送った言葉 - Spotlight (スポットライト)

スケートも好きだったけど、いまの村主さんはもっと好きかも。

 

わたしはショーより競技のスケートが好きなので、真央ちゃん現役引退によるいわゆるロスはまだまだ続きそうです。

例えば元気に平昌五輪でキャスターを務める真央ちゃんをみても切なくなりそう。

真央ちゃんを現役引退と共に、ひとつの時代が終わったと感じてしまうからでしょう。

 

真央ちゃんのこれからもまだまだ続く人生、スケートもそのほかいろいろなこともすべてが真央ちゃんの望むようになりますように。