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浅田真央「すべて失われた」ものはなにか

先日のスケートアメリカ、今回のフランス杯、で大崩れしたフリーはともかく、ショートはなぜあんなに点が伸びなかったのか。

プロトコルを見るにスピンステップのレベルの取りこぼしが多く(フリーはレベルとれてた。ホッ)、かつ3回転2回転(3回転3回転ではない…)の連続ジャンプに回転不足判定があったことが、真央ちゃんのなかの積み上げてきたものを崩壊させ、足りない部分を浮き彫りにしてしまったのかな、と思いました。

積み上げてきたもの、足りない部分はどちらもトレーニング、でしょうか。

反復するトレーニングにより得た自信と、怪我による練習不足からくる自分への信頼のようなもの。

安藤美姫ちゃんのトリノシーズンがこんなふうに自信が失われていったかな、と記憶しています。

日本人はトレーニングを下敷きにした自信を積み重ね、結果に繋がるタイプと昔何かで読んだけれど、真央ちゃんもそうなのかな。

真央ちゃんのショート、とても綺麗で大人っぽい。

ひとつひとつのポーズも美しく、、演技が終わり点数みて、低いなあ、、と思ってしまったけど、素人のわたしには綺麗に見えたスピンも、村主さんの女子ショート総評を読んだら、タイミングが合わなかったようなことも書いてあり、そうなんだ、と。

 今季はエッジにも厳しい判定が多いらしく、それがまたルッツジャンプにエッジエラーを取られやすい真央ちゃんに影響を与えているのかも。

真央ちゃんがメンタル弱いという声をよく聞くけれど、私はそんなことないと思っていて。

弱いとしたら、ここぞというときに勝てない、という意味のメンタル弱いではなく、勝ちたい気持ちや完璧に「ノーミスしたい」(懐かしい、若い頃の真央ちゃんの発言!)気持ちからセカンドループの回転不足やルッツのエッジエラーを意識し過ぎて失敗してしまう性格の部分が弱味になっている、と思っている。

それにしても、真央ちゃんが2005-2006シーズンに華々しくシニアデビューした時、こんな事態になるだなんて誰が想像したでしょうか。

私は安藤美姫ちゃんのファンなので、とうとう天才がシニアデビューしちゃったんだなぁ、とスルツカヤを抑えてGPFを制する姿をみていました。

そのまんま、2年目にはワールドも制しバンクーバー五輪は銀メダル、なのになぜ今GPSで9位なんて成績に収まってしまったのか、、アスリートは怪我もするし結果の浮き沈みはあるけど、トップ選手でGPS入賞しないレベルはあまりみない。

真央ちゃんの軽やかなジャンプ、優雅なのに重厚感のあるステップなど大好きなので、思いのまま演技をして、それに結果がついてきてキスアンドクライを笑顔で手を振る姿が見たいです。

インタビューにある、すべて失われたのは自信やプライドであり、真央ちゃんの持ってるステップやスピンやジャンプの技術は失われていないのです。

全日本まではまだ時間があるので、滑り込んで自信を取り戻した姿を見せてください!と大きな声でメッセージを送りたい。