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そして季節は移って 岡崎琢磨『季節はうつる、メリーゴーランドのように』

片想いミステリーという煽り文句に惹かれ読みました。
タイトルも素敵!
「季節はうつる、メリーゴーランドのように」なんて、ものすごーく私好み。

季節はうつる、メリーゴーランドのように

季節はうつる、メリーゴーランドのように

夏樹と冬子は高校時代に「キセツ」を通じて友人だった。
「キセツ」とは奇妙な出来事に説明をつけること。

もしも同性だったなら、無二の親友になれたものを…夏樹の片想いのまま社会人となり、相変わらず「キセツ」しながら、あやういバランスのまま友人関を続けているふたり。
夏樹の恋を犠牲にしなければ成り立たない「友情」。
若い頃の異性の親友は可能か、という論争を思い出しそうな気配で、めんどくさくなります。(私、決めつけなくていいじゃん、どっちでも自由、とこの論争が苦手というか嫌いでした、当時)

夏樹も冬子もずるい。
でも、ずるいのは人間だしそんなこともある、と流せるんだけれど、、
私、この冬子という女性に1ミリも共感できず、、始終もやもやいらいらしっぱなし、でした。
あなたなにがしたいの?って。
あと、負けず嫌いにもほどがあるというか、こんな妹(姉)や友達いたらイヤ。

でも、同性であれば親友として生きて行けるのに、異性でどちらかに恋愛感情があるとなると、よほどじゃないと関係が薄れてゆくのは切ないです。

この小説は7年の片想いの結末です。
季節は移り、また巡る。