こちら、去年の7月に新潮社が新設したレーベル「新潮文庫nex」の第一回配本の1冊です。
初っ端から、ちょっと私コレダメかもモード満載。これってSFですか?
S・キングみたいな不条理ミステリなのか、北村薫「ターン」的な異次元へとんでしまうSF系なのか、、、
SFでなければ、自分探し系ミステリー?
昔から思春期の繊細さを扱ったものが苦手。そのお年頃のときは、自分がまさにその時だから苦手なのかなって思っていたけれど、こんなに大人になった今、やはり苦手なまま。
私にそういう繊細さがないから理解できないのかもしれない(ガーン。それはそれでショック)
ま、単に青臭いのが苦手なだけかもですが。
"階段島シリーズ"とのことで、今春(まもなく?)次のシリーズが。
僕と真辺はどうなるのか。
自分探し系もヒロイン真辺の性格も、生理的に受け付けないのはホントのところですが、思ったより面白かった!
ラスト、七草は島を出る方法や誰が何を失くした(捨てた)のかに気づくも、階段島から出ることはできないので、今後どうなってゆくのか楽しみ。
でもどちらの読者も楽しめるのでないかな?

- 作者: 河野裕
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: 文庫
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