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河野 裕 「いなくなれ、群青」

王様のブランチで紹介されたりで話題となっていた「いなくなれ、群青」、ようやく読む機会が。
こちら、去年の7月に新潮社が新設したレーベル「新潮文庫nex」の第一回配本の1冊です。
ヤングアダルトものなのか、ラノベなのか。

高校1年生の「僕」こと七草は気がつくと階段島と呼ばれる島にいた。数日の記憶がなく、どうやってここに来たのか記憶がない。七草だけでなく、この島の誰もその経緯についての記憶は失われている。
更に、この島から出るためには失くしたものを見つけなければならない。
停滞はしているが安定している毎日で、
思いがけなく凛々しく自分と正反対の少女真辺に再会し、島から出ることを考え始める、、

初っ端から、ちょっと私コレダメかもモード満載。これってSFですか?
S・キングみたいな不条理ミステリなのか、北村薫「ターン」的な異次元へとんでしまうSF系なのか、、、
SFでなければ、自分探し系ミステリー?

昔から思春期の繊細さを扱ったものが苦手。そのお年頃のときは、自分がまさにその時だから苦手なのかなって思っていたけれど、こんなに大人になった今、やはり苦手なまま。
ヘルマン・ヘッセの「車輪の下に」もだめだし、尾崎豊的ワールドもだめだし。
私にそういう繊細さがないから理解できないのかもしれない(ガーン。それはそれでショック)
ま、単に青臭いのが苦手なだけかもですが。

"階段島シリーズ"とのことで、今春(まもなく?)次のシリーズが。
僕と真辺はどうなるのか。
自分探し系もヒロイン真辺の性格も、生理的に受け付けないのはホントのところですが、思ったより面白かった!

ラスト、七草は島を出る方法や誰が何を失くした(捨てた)のかに気づくも、階段島から出ることはできないので、今後どうなってゆくのか楽しみ。

ラノベかYAかと言われたら、ラノベよりかなという気も。
でもどちらの読者も楽しめるのでないかな?

いなくなれ、群青 (新潮文庫)

いなくなれ、群青 (新潮文庫)